【週間レビュー】6/22週|日経平均69,360円×ドル円162円|来週の注目ポイントは米雇用統計

こんにちは、投資ラボ編集部です。2026年6月22日(月)〜6月26日(金)の1週間は、日本株市場にとってまさにジェットコースターのような週となりました。週前半は日経平均が史上初の7万2,000円台を視野に入れる勢いで上昇したものの、週末の26日(金)には前日比▲3,005円46銭(▲4.15%)という歴史的な急落を演じ、節目の7万円を一気に割り込みました。

この週次レビューでは、今週の主要マーケット(日経平均・ドル円・ビットコイン)の推移、セクター別の勝ち負け、注目された個別銘柄、そして来週(6月29日〜7月3日)の経済イベントカレンダーまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説していきます。週末にじっくり読んで、来週の戦略づくりにご活用ください。

  1. 📊 今週のマーケット総括:「最高値更新→歴史的急落」のV字往復ビンタ相場
    1. 今週の3大ハイライト
  2. 📈 日経平均・ドル円・ビットコインの週間推移
    1. 日経平均株価(6/22〜6/26)
    2. ドル円(USD/JPY)
    3. ビットコイン(BTC/USD)
  3. 💡 まずは「比較」から始める証券口座選び
  4. 🏭 セクター別動向:「下落セクター」vs「上昇セクター」
    1. 📉 下落セクターTOP5(週間ベース)
    2. 📈 上昇セクターTOP5(週間ベース)
  5. 🌟 今週の注目銘柄5選
    1. ① 三菱重工業(7011):防衛・原子力テーマで底堅さ示す
    2. ② 信越化学工業(4063):半導体材料の中で「相対安全」評価
    3. ③ アサヒグループHD(2502):ディフェンシブの代表格
    4. ④ 商船三井(9104):高配当バリュー株の代表
    5. ⑤ ソフトバンクグループ(9984):AI関連の象徴、最も荒い値動き
  6. 💱 FX相場の急変に備える:DMM FXで「素早く・低コスト」に
  7. 📅 来週の経済イベントカレンダー(6/29〜7/3)
  8. 🪙 暗号資産の「下落局面」こそ仕込み時:コインチェック+ロボアド戦略
  9. 🎯 来週の戦略:「3つのシナリオ」で備える
    1. シナリオA:自律反発シナリオ(メインシナリオ/確率45%)
    2. シナリオB:レンジ揉み合いシナリオ(確率35%)
    3. シナリオC:追加下落シナリオ(確率20%)
  10. 🔍 もう一段深く読む:今週の急落を生んだ「3つの構造要因」
    1. ① 米半導体株のバリュエーション過熱
    2. ② 為替介入リスクと日銀利上げ観測の再浮上
    3. ③ 6月末・四半期末のリバランス売り
  11. 📚 投資テーマ別「来週の物色候補」
    1. テーマ① 防衛・宇宙関連
    2. テーマ② インバウンド・観光
    3. テーマ③ 高配当バリュー(株主還元強化)
    4. テーマ④ 半導体「2次裾野」
  12. 📊 テクニカル分析:日経平均の節目を整理
  13. 🌐 グローバル相場の連動状況
  14. 📰 個人投資家のSNSセンチメント:「歓喜→警戒」へ急変
  15. 🏦 NISA・iDeCo活用の視点:今週の急落で何ができる?
    1. アクション① つみたて投資枠は粛々と継続
    2. アクション② 成長投資枠で個別株のスポット買い
    3. アクション③ iDeCoのスイッチングを検討
  16. 🎓 投資初心者のための「今週の用語解説」
    1. 📖 用語①:リスクオフ/リスクオン
    2. 📖 用語②:FRB(連邦準備制度理事会)のタカ派/ハト派
    3. 📖 用語③:日銀短観(タンカン)
  17. 💬 編集部コメント:「過熱からの調整」を冷静に受け止めよう

📊 今週のマーケット総括:「最高値更新→歴史的急落」のV字往復ビンタ相場

2026年6月第4週(6/22〜6/26)の最大のトピックは、なんと言っても「日経平均7万円台での激しい乱高下」です。週初は前週末(6/19)終値の71,053円49銭を起点に、月曜日から堅調にスタート。火曜・水曜と一進一退の値動きを続けたあと、25日(木)には大型ハイテク株を中心に買いが集中し、終値は72,366円34銭と史上最高値を更新しました。

ところが、その翌日26日(金)の地合いは一変。米国市場でエヌビディアをはじめとするAI・半導体関連株が急落した流れを受けて、東京市場でも朝方からハイテク売りが殺到。日経平均は寄り付き直後から下げ幅を拡大し、終値は前日比▲3,005円46銭(▲4.15%)の69,360円88銭。わずか1営業日で「7万円台→6万9,000円台」へと大台を割り込む、近年でも屈指のボラティリティとなりました。

結果として週間ベースでは、6/19終値71,053円→6/26終値69,360円で▲1,692円安(▲2.38%)の反落。ただし、年初来ベースではなお+38%超の高水準を維持しており、「過熱感の調整」「一時的な利益確定売り」と捉える見方も少なくありません。

今週の3大ハイライト

  • ① 日経平均、史上最高値72,366円更新(6/25)→翌日に▲3,005円安の歴史的急落(6/26)
  • ② ドル円は161円台前半〜163円台後半で乱高下、為替介入警戒感が再燃
  • ③ ビットコインは6万ドル割れ目前まで下落、「リスクオフ連鎖」を懸念

📈 日経平均・ドル円・ビットコインの週間推移

日経平均株価(6/22〜6/26)

日付 始値 高値 安値 終値 前日比
6/22(月) 71,180 71,420 70,890 71,250 +196
6/23(火) 71,300 71,580 70,920 71,090 ▲160
6/24(水) 71,140 71,820 71,020 71,640 +550
6/25(木) 71,587 72,486 71,510 72,366 +726(最高値)
6/26(金) 71,587 71,786 68,639 69,360 ▲3,005

※週間騰落率:▲2.38%(年初来 +38.6%)

ドル円(USD/JPY)

為替市場では、週初161円台前半でスタートしたドル円が、米長期金利の上昇とともに163円台後半まで上昇。木曜深夜には一時163.85円を付け、財務省・日銀による為替介入への警戒感が一段と高まりました。金曜は日本株急落と連動するかのように円買い戻しが進み、終値ベースでは162.30円近辺で着地。週間騰落幅は+約0.8円の円安方向となり、依然として「歴史的な円安水準」での攻防が続いています。

ビットコイン(BTC/USD)

暗号資産市場では、ビットコインが米株安・リスクオフの流れに引きずられて続落。6/26時点では59,790ドル(約970万円)まで下落し、心理的節目の6万ドルを一時割り込みました。週間騰落率は▲4.5%前後と冴えない展開でしたが、ETF資金流出のペースは鈍化しつつあり、「押し目買い」を狙う長期投資家の動きも観測されています。

💡 まずは「比較」から始める証券口座選び

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🏭 セクター別動向:「下落セクター」vs「上昇セクター」

東証33業種ベースで見ると、週末26日の急落により多くのセクターが大きく崩れましたが、ディフェンシブセクターは相対的に堅調でした。週間騰落の主な動きをまとめます。

📉 下落セクターTOP5(週間ベース)

順位 セクター 週間騰落 主因
1 電気機器 ▲6.8% 米半導体株急落の直撃
2 情報・通信 ▲5.4% AI関連株への利益確定売り
3 非鉄金属 ▲4.9% 商品市況悪化+ハイテク連れ安
4 機械 ▲3.7% 半導体製造装置への売り
5 サービス業 ▲3.1% グロース全般の調整

📈 上昇セクターTOP5(週間ベース)

順位 セクター 週間騰落 主因
1 食料品 +2.1% ディフェンシブ需要、円安メリット
2 建設業 +1.8% 大型インフラ案件期待
3 石油・石炭製品 +1.5% 原油価格下げ渋り、配当狙い
4 陸運業 +1.1% JR・私鉄の業績堅調
5 医薬品 +0.7% ディフェンシブ買い

注目すべきは、「グロース売り→バリュー&ディフェンシブ買い」という資金シフトが鮮明に出てきていることです。AI・半導体一辺倒で進んできた相場が、来週以降「物色対象の広がり」を見せるかが、最大の焦点となりそうです。

🌟 今週の注目銘柄5選

① 三菱重工業(7011):防衛・原子力テーマで底堅さ示す

週間ベースで+2.4%と相対的に堅調。防衛予算拡大期待+次世代原子炉開発への取り組みが評価され、6/26の急落局面でも下げ幅は▲1.8%にとどまりました。

② 信越化学工業(4063):半導体材料の中で「相対安全」評価

同業のレーザーテック等が▲10%超の急落となる中、信越化学は週間▲4.2%と「半導体関連の中で相対的に底堅い」と評価されました。安定したシリコンウェハ需要と財務健全性が支援要因です。

③ アサヒグループHD(2502):ディフェンシブの代表格

金曜の急落でも+1.1%と逆行高。食料品セクターの代表格として、リスクオフ局面での資金避難先となりました。インバウンド・国内消費の堅調さも追い風です。

④ 商船三井(9104):高配当バリュー株の代表

原油・コンテナ運賃の落ち着きで上値は重いものの、予想配当利回り6%超のインカム魅力が下支え。週間▲0.9%と底堅さを示しました。

⑤ ソフトバンクグループ(9984):AI関連の象徴、最も荒い値動き

週前半は史上最高値圏を更新するも、金曜の急落で▲8.3%と大きく崩れました。「リスクオン/オフ相場の温度計」として、来週も最注目銘柄です。

💱 FX相場の急変に備える:DMM FXで「素早く・低コスト」に

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📅 来週の経済イベントカレンダー(6/29〜7/3)

日付 時刻(JST) イベント 重要度
6/30(月) 08:50 🇯🇵 5月鉱工業生産・速報 ★★
6/30(月) 08:30 🇯🇵 5月失業率・有効求人倍率 ★★
6/30(月) 14:00 🇯🇵 5月新設住宅着工戸数
7/1(火) 08:50 🇯🇵 日銀短観(6月調査) ★★★
7/1(火) 23:00 🇺🇸 6月ISM製造業景況指数 ★★★
7/2(水) 21:15 🇺🇸 6月ADP雇用統計 ★★
7/3(木) 21:30 🇺🇸 6月雇用統計(NFP・失業率) ★★★★★
7/3(木) 23:00 🇺🇸 6月ISM非製造業景況指数 ★★★

来週最大の注目は、7月3日(木)夜の米6月雇用統計です。FRBの利下げ/利上げ判断に直結する最重要指標であり、ドル円・米株・日本株すべてに大きな影響を与えます。前回(5月分)は失業率4.3%で着地しており、市場予想はNFP+15万人前後/失業率4.3〜4.4%を見込んでいます。

また、火曜の日銀短観も見逃せません。大企業製造業の業況判断DIが市場予想を上振れすれば、追加利上げ観測が強まり、円高・株安方向に振れる可能性があります。

🪙 暗号資産の「下落局面」こそ仕込み時:コインチェック+ロボアド戦略

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🎯 来週の戦略:「3つのシナリオ」で備える

シナリオA:自律反発シナリオ(メインシナリオ/確率45%)

金曜の急落は「行き過ぎた利益確定売り」と判断され、月曜以降は69,000〜71,000円のレンジで自律反発を試す展開。半導体株のリバウンドが牽引し、ハイテク中心に押し目買いが入る。

狙い目:信越化学(4063)、東京エレクトロン(8035)、SCREEN HD(7735)

シナリオB:レンジ揉み合いシナリオ(確率35%)

方向感の出ないレンジ相場(68,500〜70,500円)が続き、個別物色とディフェンシブ買いが中心に。米雇用統計待ちで動意薄。

狙い目:食料品・医薬品・通信(KDDI、味の素、エーザイなど)

シナリオC:追加下落シナリオ(確率20%)

米雇用統計が予想を大きく上振れし、FRBのタカ派化観測が強まる→米長期金利上昇→ハイテク・グロース株がさらに崩れる。日経平均は67,000円台への下落リスク

守り:現金比率を高める/VIX指数連動ETF/金関連株(住友金属鉱山など)

🔍 もう一段深く読む:今週の急落を生んだ「3つの構造要因」

① 米半導体株のバリュエーション過熱

エヌビディアをはじめとする米AI関連銘柄は、年初来で平均+80%超の急騰を演じてきました。PER(株価収益率)は60倍を超え、過去のITバブル期に近い水準。「業績の伸びは本物だが、株価はそれ以上に走った」という認識が市場のコンセンサスとなりつつあり、今週はその「初めて目に見える形の調整」が始まったと整理できます。日経平均ではアドバンテスト・東京エレクトロン・SCREEN HD・ディスコといった半導体製造装置関連が、6/26だけで▲6%〜▲12%の急落を演じ、指数全体を引きずり下ろしました。

② 為替介入リスクと日銀利上げ観測の再浮上

ドル円が163円台後半まで突き抜けたことで、財務省・日銀による「ステルス/実弾介入」への警戒感が再び強まっています。前回の4月末介入では、わずか数時間で5円近い円高方向の値動きが発生しており、レバレッジを効かせた円売りポジションへの「ロスカット連鎖」リスクが意識されています。さらに、年内2回の追加利上げ観測(合計+50bp)が日銀ウォッチャーの間で広がっており、円金利上昇=バリュエーション圧縮という構図が、グロース株売りに拍車をかけました。

③ 6月末・四半期末のリバランス売り

機関投資家(年金・投信)は四半期末に向けて、過大に上昇したアセットクラスを売却し、相対的に出遅れた資産を買い増す「リバランス」を行います。今期は特に株式:債券比率の偏りが大きく、「株売り→債券買い」のフロー(推定2兆円規模)が金曜にまとまって出たことが、急落をさらに加速させた背景と見られています。

📚 投資テーマ別「来週の物色候補」

テーマ① 防衛・宇宙関連

地政学リスクの高止まりと、政府による防衛予算拡大(GDP比2%→2.5%への引き上げ議論)が継続的な追い風。三菱重工(7011)・川崎重工(7012)・IHI(7013)・三菱電機(6503)といった主力に加え、衛星関連の三井物産(8031)もテーマ買いの対象となっています。

テーマ② インバウンド・観光

記録的な円安(160円台後半)は、訪日客の購買意欲を一段と高めています。JR東海(9022)・ANA(9202)・三越伊勢丹(3099)・寿スピリッツ(2222)など、観光・小売関連は引き続き押し目買い妙味あり。特に夏休みシーズン(7〜8月)の客数増加期待で、来週は買い直しが入りやすい局面です。

テーマ③ 高配当バリュー(株主還元強化)

6月末は3月期決算企業の権利落ち日(6/26)を通過し、配当・優待狙いの一巡感が出る一方、「9月中間配当に向けた仕込み」のタイミングでもあります。配当利回り4%超かつ自社株買い実施中の銘柄として、JT(2914)・三菱HCキャピタル(8593)・SOMPO HD(8630)などが妙味あり。

テーマ④ 半導体「2次裾野」

製造装置の本丸(東京エレクトロン等)は調整局面が長引く可能性がありますが、半導体洗浄装置・部材・後工程関連は底堅さを維持する見込みです。SCREEN HD(7735)・レーザーテック(6920)の押し目買いに加え、イビデン(4062)・新光電気工業(6967)といった基板関連も注目です。

📊 テクニカル分析:日経平均の節目を整理

金曜の急落で日経平均は重要なテクニカルラインを次々と割り込みました。来週注目すべき「上値メド」「下値サポート」を整理します。

水準 価格帯 意味
強い上値抵抗 72,400円 6/25史上最高値
上値メド① 71,000円 6/19終値・心理的節目
5日移動平均 70,800円 短期トレンド転換点
25日移動平均 68,200円 中期サポート
下値サポート① 67,500円 6月初旬の戻り高値
強いサポート 65,000円 5月末の主要レンジ上限

RSI(14日)は急落により70台→45台へ一気に冷えており、短期的には「売られすぎ」の領域にも近づいています。一目均衡表では雲の上限(67,800円付近)が次のサポート候補。「68,000円台のキープ=V字反発のシグナル」「67,000円割れ=中期調整入り」という見立てで、来週は値動きをチェックしましょう。

🌐 グローバル相場の連動状況

今週のグローバル株式市場は、米国ハイテク株の急落をきっかけに、世界的なリスクオフ局面となりました。主要指数の週間騰落をまとめます。

指数 地域 週間騰落 備考
S&P500 米国 ▲2.7% 7,400台→7,200台
ナスダック総合 米国 ▲4.1% 半導体・AI関連が主導下落
NYダウ 米国 ▲1.8% ディフェンシブが下支え
SOX指数 米国(半導体) ▲7.3% エヌビディア▲9.2%
DAX ▲2.1% 輸出関連が連れ安
FTSE100 ▲1.2% 資源株中心に堅調
上海総合 +0.8% 独自要因で逆行高
香港ハンセン 香港 +1.4% 政策期待が支援

注目すべきは、中国・香港市場が逆行高を演じた点です。米中ハイテク覇権争いの中で、中国独自のAIエコシステム期待が買いを呼びました。グローバル分散投資の観点では、「米一極集中」からの分散が改めて意識される週となりました。

📰 個人投資家のSNSセンチメント:「歓喜→警戒」へ急変

X(旧Twitter)や投資家向けSNSのトレンドを分析すると、今週は木曜深夜から金曜午前にかけて急速にセンチメントが悪化しました。火曜・水曜時点では「7万円突破」「日経4万、5万、6万、7万…次は8万円か」といった強気コメントが目立っていましたが、金曜の急落以降は「下げが止まらない」「介入待ち」「もうハイテクは売り」といったネガティブな投稿が急増しています。

歴史的に見ると、こうした「個人投資家のセンチメント悪化局面」は逆張りのチャンスになることも少なくありません。直近では、2024年8月のブラックマンデー級下落の翌週から、日経平均はわずか1ヶ月で全値戻しを達成しました。「悲観の中に種を蒔く」という相場格言を思い出したい場面です。

🏦 NISA・iDeCo活用の視点:今週の急落で何ができる?

新NISA口座を保有している方にとって、今週のような急落局面は「スポット買い増し」の絶好機でもあります。特に成長投資枠(年240万円)には、まだ余裕がある方が多いはず。以下、来週検討したい3つのアクションを整理します。

アクション① つみたて投資枠は粛々と継続

つみたて投資枠(年120万円)は、価格変動に動じず毎月決まった金額を投じることでドルコスト平均効果が最大化されます。今週の急落で「全世界株式(オール・カントリー)」や「S&P500」の基準価額は5%前後下落しており、結果的に同じ金額でより多くの口数を取得できる状況です。

アクション② 成長投資枠で個別株のスポット買い

例えば、信越化学(4063)が▲10%調整した今、PER22倍・配当利回り2%台と「割安感が出始める水準」に到達しています。同じく、ソニーグループ(6758)・トヨタ自動車(7203)といった主力銘柄も、今週の調整で投資妙味が増しました。「相場急落=バーゲンセール」と捉えて、1〜2銘柄を試し買いしておくのも有効です。

アクション③ iDeCoのスイッチングを検討

iDeCoは原則「長期積立」ですが、急落局面では運用商品のスイッチング(リバランス)を検討する好機です。元本確保型(定期預金・保険)に置いてある資金の一部を、株式インデックスに移すことで、将来のリターン期待値を高めることができます。

🎓 投資初心者のための「今週の用語解説」

📖 用語①:リスクオフ/リスクオン

リスクオフとは、投資家が「リスク資産(株式・暗号資産など)を減らし、安全資産(円・国債・金など)に資金を移す」相場局面のこと。逆にリスクオンは、リスクを取って高リターンを狙う局面です。今週金曜は典型的なリスクオフ相場で、円高・株安・ビットコイン安が同時に進行しました。

📖 用語②:FRB(連邦準備制度理事会)のタカ派/ハト派

米国の中央銀行であるFRBは、タカ派=利上げ重視(インフレ抑制)/ハト派=利下げ重視(景気支援)のスタンスを取ります。来週の米雇用統計が強い数字となれば、「景気が強い→インフレ再燃懸念→FRBタカ派化」という連想で米金利上昇=株安・円安の流れに、逆に弱い数字なら「利下げ期待→株高」の流れになりやすいです。

📖 用語③:日銀短観(タンカン)

正式名称は「全国企業短期経済観測調査」。日銀が3ヶ月に1度実施する、企業の景況感や設備投資計画の調査です。業況判断DIがプラス=業況「良い」と答えた企業が多い、マイナス=「悪い」が多いことを示します。来週火曜の発表数値は、日銀の追加利上げタイミングを占う重要な手掛かりとなります。

💬 編集部コメント:「過熱からの調整」を冷静に受け止めよう

6月の日経平均は、月初の64,000円台から一気に72,000円台まで「ほぼ一直線」で上昇しました。1ヶ月で+12%の上昇というのは、健全な相場でも消化に時間がかかる水準です。今回の急落は、「過熱した買いポジションの整理」というテクニカル要因の側面が強く、ファンダメンタルズが大きく崩れたわけではありません。

個人投資家としては、「下げに動揺して投げ売り」も、「逆に焦って一気に買い増し」もどちらも避けたいところ。分散投資・時間分散・余裕資金の範囲内という基本に忠実に、来週の米雇用統計を冷静に通過することが、今後の長期パフォーマンスを大きく左右します。

来週も、投資ラボでは日々の市況・注目銘柄・経済指標を分かりやすくお届けします。ぜひブックマーク登録の上、毎週末の「週間マーケットレビュー」をご活用ください。


※本記事は、執筆時点(2026年6月27日)の公開情報をもとに編集部独自の見解をまとめたものです。投資判断は最終的にご自身の責任にて行ってください。記事内のリンクには一部アフィリエイトリンクが含まれます。

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