【6/26 マーケット速報】日経平均72,366円で史上最高値更新|AI・半導体株の上昇継続|ドル円162円台 注目の動き3選

投資ラボ編集部です。2026年6月26日(金)のマーケット速報をお届けします。前日6/25の東京市場は、日経平均株価が72,366円と史上最高値圏で大幅高を演じ、終値ベースでも7万2,000円台に乗せました。AI・半導体関連株を主役にした上昇相場が継続する一方、ドル円は162円台後半と引き続き円安基調、ビットコインは970万円前後でレンジ取引が続いています。今朝の取引前に押さえておきたいポイントを、編集部の視点で徹底的に解説します。

📊 本日の3行サマリー
① 日経平均は前日比+3,191円(+4.61%)の大幅高で72,366円、終値ベースの史上最高値を更新
② ドル円は162円台後半で推移、日米金利差と日銀スタンスを巡る思惑が継続
③ ビットコインは970〜990万円のレンジ、ETF資金フローと米利下げ観測が下支え

1. 本日朝の主要指標まとめ

6月26日早朝時点(日本時間7:00)の主要市場指標は以下の通りです。前営業日(6/25)終値ベースで整理しています。

指標 直近値 前日比 変動率
日経平均株価 72,366.34円 +3,191.37円 +4.61%
TOPIX 4,016.47 +52.71 +1.33%
グロース250指数 793.84 +11.62 +1.49%
ドル円(USD/JPY) 162.78円 +0.62円 +0.38%
ユーロ円(EUR/JPY) 185.96円 +1.56円 +0.85%
ビットコイン(BTC/JPY) 978.4万円 +37.2万円 +3.95%
NYダウ(参考) 44,287ドル +213ドル +0.48%
ナスダック(参考) 21,512 +185.7 +0.87%
米10年債利回り 4.21% -0.04% -0.95%

注目すべきは、日経平均が1日で+3,191円という歴史的な上昇幅を記録した点です。前日6/24の急落(69,174.97円・前日比-2.0%)からのリバウンドに加え、AI・半導体銘柄への海外勢の強烈な押し目買い、さらに米国ハイテク株の堅調を背景に、寄り付きから終始買い優勢の展開となりました。TOPIXも+1.33%と続伸し、相場全体として久々の「全面高」となっています。

為替市場では、ドル円が162.78円と再び162円台後半に進行。日銀の追加利上げ観測は燻り続けているものの、米FRBの利下げペース鈍化観測も根強く、当面は161〜164円のレンジで推移するとの見方が市場では支配的です。介入警戒水準として意識される163円ラインを巡る攻防が、本日も為替市場の最大の焦点となります。

暗号資産市場では、ビットコインが978万円台と前日比+3.95%の続伸。米国のスポット型BTC ETFへの資金流入が再加速していることに加え、9月FOMCでの利下げ観測が高まる中、リスク資産全般への資金回帰が鮮明です。990万円ライン突破で次の節目は1,000万円大台回復となります。

2. 注目ニュース3本|本日の相場を動かす材料

① 半導体大手3社が揃って最高値更新、AI設備投資の波が再加速

前日6/25の取引で、東京エレクトロン(8035)が前日比+5.8%アドバンテスト(6857)が+7.2%レーザーテック(6920)が+6.1%と、半導体製造装置大手3社が揃って大幅高となりました。背景にあるのは、エヌビディアの新型AIチップ「Blackwell Ultra」の量産加速と、TSMC・サムスン・キオクシアによる先端メモリ投資の拡大観測です。海外勢の買い越しが3日連続となり、半導体セクターの時価総額は1日で約4.2兆円増加。日経平均寄与度ランキングでも上位を独占しています。今後の注目イベントは7月15日予定のTSMC第2四半期決算で、ここで通期見通しの上方修正があれば、関連株のさらなる上値追いが期待されます。

② 日銀ハト派と米FRB利下げ観測のダブル追い風、円安・株高シナリオが台頭

日銀の植田総裁が前日6/25の参院財政金融委員会で「基調的な物価上昇率は2%にまだ達していない」と発言。これを受けて、市場では「日銀の追加利上げは2026年Q4以降」とのコンセンサスが形成されつつあります。一方、米国では5月CPIが市場予想を下回り、9月FOMCでの利下げ観測(CME FedWatchで利下げ確率68%)が再び高まっています。日米の金融政策スタンスの「ねじれ」が解消されない限り、ドル円は162〜165円のレンジで上値を試す展開が想定されます。輸出企業の業績押し上げ材料となり、日本株への追い風が継続する公算が大きい状況です。

③ BTC現物ETFに史上3番目の資金流入、機関投資家の参入再加速

米国のスポット型ビットコインETF(ブラックロックのIBITが主導)には、前日24時間で+7.8億ドル(約1,270億円)の純流入を記録。これは2024年3月のローンチ以降で史上3番目の大型流入額となります。背景には、(1) ヘッジファンドのBTCロングポジション拡大、(2) 米国RIA(投資顧問業者)のポートフォリオ採用率上昇、(3) 米FRB利下げ観測再燃、という3つの要因が挙げられます。BTCは前日に一時984万円まで上昇しており、1,000万円大台奪回が目前に迫っています。週末を前にした利益確定売りには注意が必要ですが、トレンドとしては明確に上向きと判断できます。

3. セクター動向|物色の中心はどこにあるか

前日6/25の東証プライム市場におけるセクター別騰落率は、以下の通りでした。AI・半導体関連を中心に景気敏感セクターが軒並み上昇する一方、ディフェンシブセクターは相対的に動意薄という、典型的な「リスクオン相場」の様相を呈しています。

セクター 騰落率 主要銘柄の動き
電気機器(半導体) +5.82% 東エレ、アドテスト、レーザーテック揃って最高値
機械 +3.41% ファナック、SMC、安川電機が4%超上昇
情報・通信 +2.78% ソフトバンクG、NTT、KDDIに買い継続
輸送用機器(自動車) +2.15% 円安受けてトヨタ、ホンダが続伸
銀行 +1.42% 三菱UFJ、三井住友FGに押し目買い
不動産 +0.88% 三井不、住友不が金利低下を好感
食料品 -0.34% 味の素、明治HDが円安コストで軟調
医薬品 -0.52% 武田、第一三共は利益確定売り優勢
電気・ガス -0.71% 関電、東電HDがディフェンシブ売り

🔥 注目セクター:AI・半導体(電気機器)

本日も最も注目すべきセクターは、間違いなくAI・半導体関連です。前日に+5.82%という驚異的な上昇を見せましたが、これは単発的な動きではなく、(1) 海外勢の継続的な買い越し、(2) 業績見通しの上方修正、(3) AIインフラ投資の構造的な拡大トレンド、という3つのファンダメンタルズに支えられた動きです。短期的な過熱感はあるものの、押し目を待ってのエントリーは依然として有効と判断できます。

📈 リバランス候補:金融セクター(銀行・保険)

日銀の追加利上げ時期が後ずれする可能性が高まっているため、銀行株は短期的にはやや上値が重い展開が予想されます。ただし、長期金利が現在の1.5%前後で安定すれば、銀行の利ザヤ改善メリットは継続するため、押し目買いゾーンとして三菱UFJ、三井住友FGなどを段階的に拾う戦略が有効です。配当利回り3.5%超の安定インカム狙いとしても優秀なセクターです。

⚠️ 注意セクター:ディフェンシブ(食料品・電力)

リスクオン相場では資金が流出しやすいセクターです。特に食料品は円安によるコスト圧力が業績に響くため、当面は慎重姿勢を維持。電力・ガスも金利低下メリットはあるものの、相対的な妙味は薄い状況です。ポートフォリオ全体のディフェンシブ比率は20%以下に抑えることを推奨します。

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4. 今日の注目銘柄3選|編集部厳選ピックアップ

本日の相場展開を踏まえ、編集部が注目する3銘柄をご紹介します。いずれも本日の取引で短期・中期両面で妙味があると判断したセレクションです。

8035東京エレクトロン

半導体製造装置の世界トップ3。6/25終値38,650円(+5.8%)、史上最高値を更新中。NVIDIAのBlackwell Ultra量産・サムスンのHBM4投資拡大の恩恵を最も享受するポジション。チャート上は明確な上昇トレンドを描いており、上値メド40,000円、その先は42,000円が視野に入ります。短期トレードなら38,000円割れ、中期投資なら36,500円付近が押し目買いゾーン。配当利回りは1.6%ですが、増配トレンドが継続しているため、長期保有妙味もあります。

6857アドバンテスト

半導体テスター世界シェアNo.1企業。6/25終値18,420円(+7.2%)、上場来高値を更新。AI半導体(NVIDIA H100/B100/B200シリーズ)向けのテスター需要が爆発的に拡大しており、2027年3月期も大幅増益見通しです。半導体株の中でも特にAIテーマへの感応度が高く、エヌビディア決算(7月下旬)に向けて期待先行で上昇しやすい局面です。上値メド20,000円、押し目買いゾーンは17,800円付近。

9984ソフトバンクグループ

AIインフラ投資の中核プレイヤー。6/25終値13,280円(+4.5%)。Arm保有分の評価益拡大に加え、OpenAI関連の追加投資・スターゲートプロジェクトの進展が継続的に好材料となっています。NAV(純資産価値)対比でも依然ディスカウントで推移しており、14,500円までの上値余地があります。ボラティリティは高いものの、AIテーマが続く限り中期的な期待値は大きい銘柄。NISA成長投資枠の候補としても注目です。

⚠️ 投資判断は自己責任で
上記はあくまで編集部の独自分析であり、特定銘柄の購入を推奨するものではありません。実際の投資判断は、ご自身のリスク許容度と資産状況、最新の決算・適時開示情報を踏まえて慎重にご判断ください。

5. 明日(来週)の展望|編集部の相場観

本日6月26日(金)の取引終了後、週末を挟んで来週は米6月雇用統計(7/3予定)FRBパウエル議長講演(7/2予定)という重要イベントが控えています。それまでの相場展開を3つのシナリオで整理しました。

🟢 シナリオA:日経平均73,500円トライ(確率50%)

AI・半導体株主導の上昇トレンドが継続するメインシナリオ。米雇用統計が市場予想(非農業部門雇用者数+15万人)と概ね一致し、9月FOMC利下げ観測が維持されるケース。為替は162〜164円のレンジで推移し、輸出株にも追い風。本日紹介した3銘柄すべてに上昇余地が広がります。もっとも確度の高いシナリオと編集部は判断しています。

🟡 シナリオB:71,000〜72,500円のレンジ揉み合い(確率35%)

週末を控えた利益確定売りと、来週の重要イベントを前にした様子見ムードが交錯するケース。為替も162〜163円で膠着し、個別物色色が強まる展開。このケースでは、決算前倒し発表・新製品発表・株主還元強化などの個別カタリストを持つ銘柄を選別する戦略が有効です。日経平均そのものよりも、TOPIXコア30銘柄の動きを注視する戦略が機能しやすい局面となります。

🔴 シナリオC:70,500円割れの調整(確率15%)

米国でインフレ再燃懸念が浮上、または米雇用統計が予想を大幅上振れし、FRBの利下げ期待が後退するケース。ドル円が165円を突破し、為替介入の警戒感が再燃。リスクオフでBTCも950万円割れの可能性があります。このシナリオが顕在化した場合は、現金比率を50%まで引き上げ、再エントリーのチャンスを待つのが賢明です。

編集部としては、シナリオA(50%)とB(35%)の合算で85%と見ています。つまり「下値は限定的、上値は伸びやすい」というのが現時点でのメインシナリオです。短期トレードなら押し目買い戦略、中長期投資なら半導体・AI関連へのコア投資を継続するのが妥当でしょう。

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6. まとめ|今日のアクションプラン

最後に、本日の投資行動として編集部が推奨するアクションを3点に整理します。

  1. 朝9:00の寄り付き:日経平均寄り付きが前日終値±200円以内なら、AI・半導体株(東京エレクトロン・アドバンテスト)の押し目買いを準備。寄り天になりそうなら、いったん見送って前場後半(10:30以降)の二段下げを待つ戦略が無難です。
  2. 前場(10:30〜11:30):ドル円が163.50円を超えてくるようなら、当局介入リスクを警戒してFXポジションを軽くする。BTCが1,000万円に到達した場合は、利益確定売りに警戒。
  3. 後場(13:00〜15:30):米国市場の動向次第ですが、週末を控えた利益確定売りが優勢になりやすい時間帯です。ハイベータ銘柄は引け前30分で一度ポジションを軽くするのが定石。来週月曜の寄り付きで再エントリーする戦略が有効です。

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