2026年4月25日(土)配信|投資ラボ編集部
2026年4月20日〜24日のマーケットを総まとめ。日経平均は週間で+891円(+1.52%)上昇し、終値59,716円で史上最高値を更新。AI・半導体ラリーが本格化し、取引時間中には一時6万円の大台を突破する歴史的な1週間となりました。来週は日銀会合・FOMC・決算ラッシュの「トリプルイベント」が待ち構えます。今週の値動きと来週の戦略を徹底解説します。
📊 今週のマーケット総括(4/20〜4/24)
今週の東京株式市場は、AI・半導体関連銘柄を中心に強い買いが継続し、日経平均は5営業日中4日で上昇する力強い展開となりました。最大のトピックスは、4月23日の取引時間中に日経平均が史上初の6万円台(60,013円)に到達したことです。惜しくもこの日は引けにかけて利益確定売りに押され59,140円まで下落しましたが、翌24日には再び切り返し、終値59,716円で史上最高値を更新しました。
今週の相場を動かした主なドライバーは以下の3つです。
- ① 米ハイテク企業の好決算:米国ではAI関連の好業績が相次ぎ、SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が連日で高値を更新。この流れが東京市場にも波及し、東京エレクトロンやアドバンテストが大幅高となりました。
- ② 米イラン再協議への期待:トランプ政権がイスラマバードに交渉団を派遣し、停戦合意への期待が高まりました。原油価格が安定化し、リスクオンムードが広がりました。
- ③ 日経平均6万円の心理的インパクト:23日に一時6万円を突破したことで、個人投資家の「出遅れ買い」が加速。信用買い残も増加し、需給面でも追い風となりました。
📈 日経平均株価 日別推移(4/20〜4/24)
| 日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4/20(月) | 58,821 | 59,169 | 58,688 | 58,825 | +350円 |
| 4/21(火) | 59,032 | 59,518 | 58,945 | 59,349 | +524円 |
| 4/22(水) | 59,104 | 59,708 | 59,006 | 59,586 | +237円 |
| 4/23(木) | 59,759 | 60,014 | 58,621 | 59,140 | −446円 |
| 4/24(金) | 59,407 | 59,764 | 59,225 | 59,716 | +576円 |
週間パフォーマンスは+891円(+1.52%)と2週連続の上昇。特に22日には終値ベースで59,586円と前週の最高値(59,518円・4/16記録)を上回り、24日にはさらに59,716円まで押し上げました。年初来高値は4/23の場中高値60,014円です。TOPIXも連動して上昇し、年初来高値圏で推移しています。
💱 為替(ドル/円)の週間推移
ドル/円は今週、159円台前半〜159円台後半のレンジでもみ合う展開でした。
| 日付 | 仲値 | ポイント |
|---|---|---|
| 4/20(月) | 159.51円 | 週明け横ばいスタート |
| 4/21(火) | 159.51円 | 米イラン再協議期待で安定 |
| 4/22(水) | 159.50円 | 介入警戒で上値重い |
| 4/23(木) | 159.60円台 | 米GDP期待でやや円安 |
| 4/24(金) | 159.60円台 | 日銀会合前で様子見 |
三菱UFJ銀行のレポートによると、ドル円は160円に接近しており、2024年7月以来の高値水準です。本邦当局による為替介入への警戒感が上値を抑えている一方、日米金利差を背景にした円安圧力も根強い状況。来週の日銀会合で利上げ示唆があれば円高方向、据え置きなら160円突破のリスクがあります。
₿ ビットコイン(BTC)の週間推移
ビットコインは今週、75,000ドル〜79,000ドルのレンジで推移しました。
| 日付 | BTC(USD) | BTC(JPY概算) | ポイント |
|---|---|---|---|
| 4/20(月) | 約75,500ドル | 約1,205万円 | 週明け、前週の反発基調継続 |
| 4/21(火) | 約75,600ドル | 約1,207万円 | 米イラン再協議への期待で堅調 |
| 4/22(水) | 約75,550〜79,600ドル | 約1,206〜1,271万円 | 急騰、リスクオン拡大で78,000ドル台へ |
| 4/23(木) | 約78,830ドル | 約1,259万円 | 高値圏維持、機関投資家の買い観測 |
| 4/24(金) | 約77,000ドル台 | 約1,229万円 | 週末利確で小幅調整 |
BTCは4月上旬の68,000ドル台から着実に回復し、今週は一時79,000ドル付近まで上昇。リスクオンの地合いと機関投資家の買いが支えとなっています。ただし、Fidelityのレポートでは「2026年は4年サイクルの”冬”に当たる」との指摘もあり、中長期的には慎重な見方も残っています。短期的には80,000ドルの心理的節目を突破できるかが焦点です。
🏭 セクター別動向
🟢 上昇セクター
| セクター | 代表銘柄 | 週間騰落率(概算) | 背景 |
|---|---|---|---|
| 半導体・半導体装置 | 東京エレクトロン、アドバンテスト | +5〜8% | 米SOX指数連日高値、AI需要拡大 |
| 情報通信(AI関連) | ソフトバンクG、NTTデータ | +4〜9% | SBG +8.53%(21日)、AI投資拡大期待 |
| 電子部品 | フジクラ、イビデン | +3〜6% | データセンター向け需要好調 |
| メモリ | キオクシア | +3〜5% | TSMC値上げ報道が追い風 |
🔴 下落セクター
| セクター | 代表銘柄 | 週間騰落率(概算) | 背景 |
|---|---|---|---|
| 自動車 | トヨタ、ホンダ | −1〜3% | 利益確定売り、為替介入懸念 |
| 不動産 | 三井不動産、住友不動産 | −1〜2% | 日銀利上げ観測で金利上昇警戒 |
| 小売・内需 | ファーストリテイリング | −1〜2% | AI関連への資金シフト |
今週は「AI・半導体 vs. それ以外」の構図が一段と鮮明になりました。アドバンテスト、東京エレクトロン、ソフトバンクグループの上位3銘柄だけで日経平均を500円以上押し上げる日が複数あり、物色の偏りが際立っています。TOPIX(東証株価指数)の上昇率が日経平均を下回る「NT倍率拡大」が続いており、幅広い銘柄に買いが波及するかが今後の焦点です。
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⭐ 今週の注目銘柄5選
1. アドバンテスト(6857)
半導体検査装置の世界最大手。今週は上場来高値29,345円を更新。NVIDIAの次世代GPU「Rubin」向けテスターの需要拡大が期待されており、4/27に決算発表を控えます。AI半導体需要のバロメーターとして最も注目される銘柄です。
2. ソフトバンクグループ(9984)
AI投資の旗艦企業。4/21に+8.53%の急騰を記録し、5,000円台を突破。ARM株の再評価やAI関連投資ポートフォリオの拡大発表が株価を押し上げています。日経平均寄与度も極めて高い銘柄です。
3. 東京エレクトロン(8035)
半導体製造装置の国内最大手。2026年3月期の営業利益見通しを5,930億円に上方修正済み。TSMCの先端分野ウェハ価格値上げ(5〜10%)報道は、同社の装置需要が堅調であることの裏付けです。今週は+3.46%上昇。
4. フジクラ(5803)
データセンター向け光ファイバーの主要サプライヤー。AI需要の拡大でデータセンター建設が加速する中、光接続ソリューションの需要が急増。今週もAI関連銘柄と連動して上昇基調を維持しました。
5. イビデン(4062)
半導体パッケージ基板の大手。4/24にはアドバンテスト、ソフトバンクGとともに日経平均を500円超押し上げる原動力となりました。Intel向けの回復とAIアクセラレータ向けの新規需要が成長ドライバーです。
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来週は日銀会合・FOMCのダブル金利イベントで為替が大きく動く可能性があります。ドル/円が160円を突破するか、それとも円高に転じるか——。このチャンスを活かすなら、スプレッドの狭い大手FX会社がおすすめです。
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📅 来週の経済イベントカレンダー(4/27〜5/1)
来週は日銀・FOMC・決算のトリプルイベントウィークです。相場を左右する重要イベントを日別に整理しました。
| 日付 | イベント | 重要度 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 4/27(月) | 🇯🇵 日銀金融政策決定会合(1日目) | ⭐⭐⭐ | 利上げの有無が最大焦点。市場織り込み約6割 |
| 🇩🇪 5月GfK消費者信頼感調査 | ⭐⭐ | 欧州景気のバロメーター | |
| 🇯🇵 アドバンテスト(6857)決算発表 | ⭐⭐⭐ | 半導体セクターの方向性を左右 | |
| 4/28(火) | 🇯🇵 日銀金融政策決定会合(結果発表) | ⭐⭐⭐ | 植田総裁の記者会見に注目 |
| 🇺🇸 FOMC(1日目) | ⭐⭐⭐ | FFレート3.50〜3.75%維持が市場予想 | |
| 🇺🇸 3月耐久財受注 | ⭐⭐ | 前月比+0.8%予想 | |
| 4/29(水) | 🇺🇸 FOMC結果発表&パウエル議長会見 | ⭐⭐⭐ | 利下げ見通しの変化に注目 |
| 🇺🇸 1-3月期GDP速報値 | ⭐⭐⭐ | 米景気の現状確認、市場への影響大 | |
| 🇯🇵 昭和の日(東京市場休場) | — | 日本市場は休場だが米指標で翌日ギャップに注意 | |
| 4/30(木) | 🇯🇵 東京市場GW入り前の最終営業日 | ⭐⭐ | ポジション調整・手仕舞い売りに警戒 |
| 🇺🇸 米イラン再協議(イスラマバード) | ⭐⭐⭐ | 停戦合意なるか、原油・株価に直結 | |
| 5/1(金) | 🇺🇸 4月雇用統計 | ⭐⭐⭐ | NFP(非農業部門雇用者数)の動向 |
| 🇺🇸 ISM製造業景気指数 | ⭐⭐ | 製造業の景況感を確認 |
最大の注目は日銀会合(4/27-28)とFOMC(4/28-29)の同時開催です。日銀は利上げ確率が約6割と拮抗しており、「サプライズ利上げ」なら円高・株安、「据え置き」なら円安・株高の方向に動く可能性があります。FOMCはFFレート据え置きが市場コンセンサスですが、パウエル議長の会見でインフレ見通しに変化があれば米長期金利が動き、日本市場にも波及します。
🎯 来週の投資戦略
メインシナリオ:日経平均 58,500〜61,000円
来週はイベント通過後の方向性が最大のテーマです。具体的な戦略を3パターンに分けて整理します。
パターン①:日銀据え置き × FOMC据え置き(確率40%)
最も市場に優しいシナリオ。ドル/円は160円突破の可能性が高まり、日経平均は6万円台定着を試す展開に。AI・半導体関連の押し目買いが有効です。
パターン②:日銀利上げ × FOMC据え置き(確率35%)
円高方向に振れやすく、日経平均は一時的に58,000〜59,000円まで調整の可能性。ただし利上げ幅が0.25%程度であれば「セルザファクト」で翌日以降に反発するパターンも。
パターン③:地政学リスク再燃(確率25%)
米イラン再協議が決裂した場合、原油急騰→リスクオフの流れに。日経平均は57,000円台まで下落するリスク。ゴールドやディフェンシブ銘柄(食品・電力・通信)へのシフトが有効です。
具体的なアクションプラン
- 日銀会合前(4/27まで):ポジションを軽めに。特にFX(ドル/円)はレバレッジを下げておく
- 日銀結果発表後(4/28午後):結果を見てから動く。利上げなら内需・銀行株に注目。据え置きなら半導体・輸出関連を買い増し
- FOMC通過後(4/30以降):GW前の最終営業日。ポジション調整に注意しつつ、好決算銘柄の押し目を拾うチャンス
- BTC:80,000ドル突破なら短期的にアップトレンド継続。ただし週末のボラティリティに注意
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📝 まとめ
今週の東京株式市場は、AI・半導体関連を原動力に日経平均が史上最高値59,716円を更新する記録的な1週間となりました。特に4/23には取引時間中に6万円の大台を突破するという歴史的な瞬間を迎えています。
一方で、物色の偏りは顕著であり、アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクGの3銘柄への依存度が高い「AI一本足打法」の様相を呈しています。来週は日銀会合・FOMC・決算ラッシュのトリプルイベントが控えており、ボラティリティの高い展開が予想されます。
投資のポイントは「イベント前はポジション軽め、結果を見てから動く」こと。急がず、データを確認してから判断する冷静さが重要です。来週も投資ラボでマーケットを一緒に追いかけていきましょう。
※ 本記事の情報は2026年4月25日時点のものです。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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